■監禁の始まり・・・
紀香「うぅぅ・・・」
佳人「おやおや・・・」
ベッドに縛られたままの紀香は、相当暴れたとみえてロープで皮膚が赤く擦れていた。
佳人「馬鹿だねぇ・・・」
紀香「馬鹿はアンタよ・・・」
佳人「ん?」
紀香「私の姿が見えなくなれば、従業員の誰かが気づくわ。
いつまでもこんな所に閉じこめておけるもんですか!」
佳人「なんだ・・・そんな事か」
俺は非のうちどころのない完璧な笑顔を浮かべた。
紀香「!?」
俺の表情を見た紀香は俺が何を言いたいのか解からないようだ、
だから俺はその完璧な笑顔のまま絶望をつきつけてやった。