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◆不思議過ぎてマイペース過ぎる愛璃
遥人「いや、ふぅ〜じゃなくて」
愛璃「はい?」
遥人「これは何だ」
愛璃「えっと…こっちのはシェイクスピア。むこうのは主に神話関係のもので、
    内容問わずバラバラに積んであります。
    そっちは日本人が書いた小説で、この辺りはファンタジー。
    最近流行りのものもあります。それで…」
遥人「いやいや! そういう事じゃなくて!」
愛璃「? (首を傾げる)見てらからない貴方のために、私は説明してるのですが。
    善意です」
遥人「ちーがーう! 俺が言ってるのはこの状況は何だ、って事!」
愛璃「(自分の周りをグルリと見回す)ふむ?」
遥人「だから何で『どこもおかしくないですが』って顔するの!? 間違いだらけだよ!」
そもそも…今会話している相手の顔が、ほとんど見えないとはどういう事か。
俺は仕方なく、彼女の手に持っている本を取り上げる。
愛璃「きゃっ」
遥人「きゃ、じゃねぇよ! 全然動じてないじゃんか!」
愛璃「………………ふぅ〜」
遥人「やり直すな! ちょっと前からやり直すなッ!」